[論点] 国内拠点の国際学術ジャーナルは必要か?

Abstract

2020年1月より、外資系大手の学術書籍出版社が「国内を拠点として刊行する」国際学術ジャーナルの編集長を務めることになった。これまでに7誌の国際学術ジャーナルの編集に関わってきたが、編集長(編集委員長)は初めての経験である。創刊から四半世紀を超えた歴史と伝統に敬意を表しながら、もう1人の編集長の先生とジャーナルの発展に尽力しているところである。小論では国際学術ジャーナルを取り巻く最近の動向を紹介し、国内拠点の国際学術ジャーナルの存在意義について論じたい。

Publication
東北アジア学術交流談話会ニューズレター「うしとら」, no. 79-80, p. 1-2